ソニー、世界初のBDドライブ内蔵ノートPCなど発売 − BD-ROM再生/地デジのムーブも可能
ソニーは、世界初のBlu-ray Discドライブを搭載したノートPC「type A」と、デスクトップPC「type R」を6月より順次発売する。また、データ用BD-R/BD-REディスクの発売も6月17日より行う。
両シリーズとも、BDドライブ非搭載モデルが用意されるが、本稿では搭載モデルのみ紹介する。
■VAIO「type A」
『VGN-AR70B』6月24日発売 ¥OPEN(予想実売価格40万円前後)
※ほかにソニースタイルの“VAIO オーナーメードモデル”「VGN-AR90」「VGN-AR90S」でBDドライブ搭載が選択可能
高さ12.7mmのBD/DVDスーパーマルチ一体型ドライブを搭載。対物レンズは2個装備する。BDドライブとしては、BD-R/BD-REの記録再生に対応。2層ディスクへの記録も行える。BD-R/REへの記録速度は等倍。BDへの記録には「Ulead BD DiscRecorder for VAIO」を使用する。なお、このソフトで記録したディスクをPS3で再生することも可能。
CPUはCore Duo T2500(2GHz)で、標準搭載メモリーは1GB。グラフィックボードはNVIDIAの「GeForce Go 7600シリーズ」を採用する。HDDは200GBだが、オーナーメードモデルでは最大240GBまで対応する。静音性にもこだわり、30dB以下の動作音を実現した。
BD-ROMの再生は、付属する「WinDVD BD for VAIO」を用いてソフトウェアデコードする。ただし、ソフトによってはCPUなどへの負荷が高くなり、コマ落ちする可能性があるという。発表会場の説明員によると、「MPEG2は問題なく再生できるが、H.264やVC-1では再生を滑らかに行えない場合がある。ただし、BD-ROMの初期タイトルはほとんどがMPEG2と考えられるため、特に問題はないと認識している」という。
HDMI端子を1基装備し、対応テレビなどにデジタル出力が可能。HDMIのバージョンは1.2aで、C.E.C.による機器コントロールには非対応。ドルビーTrueHDやドルビーデジタルプラスの7.1ch、DTS-HDなど次世代オーディオフォーマットは、ダウンコンバートして光デジタル端子から出力する。
また、ソニースタイルの“VAIO オーナーメードモデル”「VGN-AR90」「VGN-AR90S」では、同社が開発した地上デジタルチューナー搭載の有無が選択できる。ワンセグではなく家庭用の12セグメントに対応したチューナー。受信した地上デジタルの映像をHDDにダイレクトストリーム録画することはもちろん、BD-REにムーブすることも可能。BDにムーブすることのできるノートPCは本機が初めて。
さらに、HDVビデオカメラからオリジナルソフトウェア「DV gate Plus」を用いてハイビジョン映像を取り込み、編集してBDにハイビジョンのまま保存することもできる。
液晶ディスプレイは17型ワイドで、解像度は1,920×1,080のフルHD。色純度を高める「クリアブラック液晶(ピュアカラー)」を搭載したことで、色再現範囲を従来の45%から72%に向上させた。また画質を向上させながら薄型軽量化も図り、LCDモジュールの厚さは10mmから7mmに薄型化した。
■VAIO「type R」
『VGC-RC72DPL9』6月17日発売 ¥OPEN(予想実売価格44万円前後)19型ディスプレイ付属
『VGC-RC72DP』6月17日発売 ¥OPEN(予想実売価格38万円前後)ディスプレイなし
※ほかにソニースタイルの“VAIO オーナーメードモデル”「VGC-RC72PS」でBDドライブ搭載が選択可能
BD-R/REへの2倍速記録が可能な、BD/DVDスーパーマルチ一体型ドライブを搭載。地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載し、HDDに録り貯めたデジタル放送コンテンツを、BD-REにムーブすることが可能。
CPUはPentium D 940(3.2GHz)で、標準搭載メモリーは1GB、HDDは500GB。グラフィックボードはNVIDIAのGeForce 7600GTを搭載する。HDDはRAIDにも対応し、最大2TBまで増設が可能。
ハイビジョン映像の取り込みには、type Aと同様に「DV gate Plus」を使用。編集ソフトには「Adobe Premiere Pro 2.0日本語版」を、BDへの記録には「Ulead BD DiscRecorder for VAIO」をそれぞれバンドルする。また、ハイビジョン編集に対応した動画編集ソフト「TMPG Enc for VAIO」シリーズや音声編集ソフト「DigiOn Sound 5 for VAIO」もバンドルされる。
また、VAIO Media Ver 5.0を搭載し、全機種でDLNAに対応している。このソフトはDTCP-IP配信が可能で、デジタル放送の家庭内配信が行える。
■データ用ブルーレイディスク
『BNR25A』(片面一層BD-Rディスク)¥OPEN(予想実売価格1,900円前後)
『BNE25A』(片面一層BD-REディスク)¥OPEN(予想実売価格2,700円前後)
いずれもカートリッジなしの片面一層25GBディスク。高精度ディスク形成技術を採用し、安定した記録・再生を実現した。ディスク表面にはハードコードを施している。BD-RE『BNE25A』は、新開発の記録層を採用することで、繰り返し記録に対しても高い耐久性を維持している。また、外気温や湿度の影響を受けにくく、ディスクの反りを防止する高性能ディスク構造を採用している。どちらも常温常湿の場合、30年以上の推定寿命を持つ。
【問い合わせ先】
VAIOカタログセンター
TEL/03-5454-0700
(Phile-web編集部)
両シリーズとも、BDドライブ非搭載モデルが用意されるが、本稿では搭載モデルのみ紹介する。
■VAIO「type A」
『VGN-AR70B』6月24日発売 ¥OPEN(予想実売価格40万円前後)
※ほかにソニースタイルの“VAIO オーナーメードモデル”「VGN-AR90」「VGN-AR90S」でBDドライブ搭載が選択可能
高さ12.7mmのBD/DVDスーパーマルチ一体型ドライブを搭載。対物レンズは2個装備する。BDドライブとしては、BD-R/BD-REの記録再生に対応。2層ディスクへの記録も行える。BD-R/REへの記録速度は等倍。BDへの記録には「Ulead BD DiscRecorder for VAIO」を使用する。なお、このソフトで記録したディスクをPS3で再生することも可能。
CPUはCore Duo T2500(2GHz)で、標準搭載メモリーは1GB。グラフィックボードはNVIDIAの「GeForce Go 7600シリーズ」を採用する。HDDは200GBだが、オーナーメードモデルでは最大240GBまで対応する。静音性にもこだわり、30dB以下の動作音を実現した。
BD-ROMの再生は、付属する「WinDVD BD for VAIO」を用いてソフトウェアデコードする。ただし、ソフトによってはCPUなどへの負荷が高くなり、コマ落ちする可能性があるという。発表会場の説明員によると、「MPEG2は問題なく再生できるが、H.264やVC-1では再生を滑らかに行えない場合がある。ただし、BD-ROMの初期タイトルはほとんどがMPEG2と考えられるため、特に問題はないと認識している」という。
HDMI端子を1基装備し、対応テレビなどにデジタル出力が可能。HDMIのバージョンは1.2aで、C.E.C.による機器コントロールには非対応。ドルビーTrueHDやドルビーデジタルプラスの7.1ch、DTS-HDなど次世代オーディオフォーマットは、ダウンコンバートして光デジタル端子から出力する。
また、ソニースタイルの“VAIO オーナーメードモデル”「VGN-AR90」「VGN-AR90S」では、同社が開発した地上デジタルチューナー搭載の有無が選択できる。ワンセグではなく家庭用の12セグメントに対応したチューナー。受信した地上デジタルの映像をHDDにダイレクトストリーム録画することはもちろん、BD-REにムーブすることも可能。BDにムーブすることのできるノートPCは本機が初めて。
さらに、HDVビデオカメラからオリジナルソフトウェア「DV gate Plus」を用いてハイビジョン映像を取り込み、編集してBDにハイビジョンのまま保存することもできる。
液晶ディスプレイは17型ワイドで、解像度は1,920×1,080のフルHD。色純度を高める「クリアブラック液晶(ピュアカラー)」を搭載したことで、色再現範囲を従来の45%から72%に向上させた。また画質を向上させながら薄型軽量化も図り、LCDモジュールの厚さは10mmから7mmに薄型化した。
■VAIO「type R」
『VGC-RC72DPL9』6月17日発売 ¥OPEN(予想実売価格44万円前後)19型ディスプレイ付属
『VGC-RC72DP』6月17日発売 ¥OPEN(予想実売価格38万円前後)ディスプレイなし
※ほかにソニースタイルの“VAIO オーナーメードモデル”「VGC-RC72PS」でBDドライブ搭載が選択可能
BD-R/REへの2倍速記録が可能な、BD/DVDスーパーマルチ一体型ドライブを搭載。地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載し、HDDに録り貯めたデジタル放送コンテンツを、BD-REにムーブすることが可能。
CPUはPentium D 940(3.2GHz)で、標準搭載メモリーは1GB、HDDは500GB。グラフィックボードはNVIDIAのGeForce 7600GTを搭載する。HDDはRAIDにも対応し、最大2TBまで増設が可能。
ハイビジョン映像の取り込みには、type Aと同様に「DV gate Plus」を使用。編集ソフトには「Adobe Premiere Pro 2.0日本語版」を、BDへの記録には「Ulead BD DiscRecorder for VAIO」をそれぞれバンドルする。また、ハイビジョン編集に対応した動画編集ソフト「TMPG Enc for VAIO」シリーズや音声編集ソフト「DigiOn Sound 5 for VAIO」もバンドルされる。
また、VAIO Media Ver 5.0を搭載し、全機種でDLNAに対応している。このソフトはDTCP-IP配信が可能で、デジタル放送の家庭内配信が行える。
■データ用ブルーレイディスク
『BNR25A』(片面一層BD-Rディスク)¥OPEN(予想実売価格1,900円前後)
『BNE25A』(片面一層BD-REディスク)¥OPEN(予想実売価格2,700円前後)
いずれもカートリッジなしの片面一層25GBディスク。高精度ディスク形成技術を採用し、安定した記録・再生を実現した。ディスク表面にはハードコードを施している。BD-RE『BNE25A』は、新開発の記録層を採用することで、繰り返し記録に対しても高い耐久性を維持している。また、外気温や湿度の影響を受けにくく、ディスクの反りを防止する高性能ディスク構造を採用している。どちらも常温常湿の場合、30年以上の推定寿命を持つ。
【問い合わせ先】
VAIOカタログセンター
TEL/03-5454-0700
(Phile-web編集部)
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トピック
- ブランドSONY
- 型番VGN-AR70B
- 発売日2006年6月24日
- 価格¥OPEN(予想実売価格40万円前後)