アップル、ナイキとのコラボレーションによる「Nike+iPod製品」を発売
今回のサービスは、ナイキより新しく発売されるフットウェア「Nike+Air Zoom Moire」をはじめとする「Nike+」の機能に対応したシリーズモデルの内部に、ワイヤレスシステム「Nike+iPod Sport Kit」を装着し、レシーバーを取り付けたアップルのオーディオプレーヤー「iPod nano」と一緒に使う。これらを身につけてランニングすると、時間・距離・消費カロリーやペースなど、エクササイズに関するデータがiPodに保存され、パソコンの画面上で表示・確認ができるようになる。またヘッドホンからリアルタイムで音声によるフィードバックを聞くこともできる。
「Nike+iPod Sport Kit」はアップルやナイキのオンラインストアなどで60日以内にアメリカ、およびイギリスから販売が開始され、8月以降にカナダ、欧州、日本へ展開される予定だ。予定価格は29ドル。「Nike+」の機能を搭載したフットウェア「Nike+Air Zoom Moire」は100ドルが見込まれる。スポーツウェアに関しては、ナイキより今秋以降に「Air Zoom Plus」「Air Max Moto」「Nike Shox Turbo OH」「Air Max 180」「Nike Shox Navina」「Air Max 90」をはじめとするフットウェアのほか、本サービスに対応するジャケットやiPod nanoアームバンドなども発売が予定されている。
「Nike+iPod Sport Kit」の使用に必要な環境は、Nike+フットウェアとiPod nano、およびUSB2.0ポートとMac OS Xバージョン10.3.9以降を搭載したMac、またはUSB2.0ポートとWindows 2000/XPを搭載したWindows PC、そしてiTunes 6.0.5となる。アップルは、iTunes Music Storeに、Nike Sport Musicセクションを開設。また、nikeplus.comでも関連情報などを公開する。
<編集部の視点>
ソフトバンクモバイルとの協業による携帯電話事業への進出がうわさされるアップルだが、デジタルオーディオプレーヤーとしてのiPodの成功を足がかりに、今後、他者との協業を含め、iPodを軸にどんな新しいデジタルライフスタイルを提案してくるのだろうか?今後の動向に注目したい。
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(Phile-web編集部)