ジョブズ氏、iPod新シリーズは「The best iPods ever」
すでにお伝えしている通り、アップルは日本時間の本日午前2時より、新iPodの発表会を開催。国内でも発表会の模様がビデオ上映された。
おなじみの黒いカットソーとデニム、スニーカーという出で立ちで登場した、アップルCEOのスティーブ・ジョブズ氏は、まずiTunes Storeの現状について説明。これまでに30億曲を販売し、展開している22カ国中、ニュージーランドを除く21カ国で、オンライン音楽ストアのシェアトップとなっているという。
また、米国では、2006年に販売された楽曲のうち、デジタルデータでのみ販売されたものが32%を占めたとのことで、音楽流通がCDなどパッケージメディアから、データ配信へシフトしていることを強調した。
続いてiPhoneの話題に移ったジョブズ氏は、新サービス「Ringtones」を発表。購入した楽曲に対し、追加で99セントを払うと、iPhoneの着メロに設定できる機能だ。着メロに使用する部分は自由に指定でき、フェードインやフェードアウトなども設定可能。着メロに使える楽曲はサービス開始当初50万曲程度で、iTunesにベルのマークが表示されることで識別できる。
そして、本題のiPodについて語り始めたジョブズ氏は、「これまで1億1千万台のiPodを販売してきたが、毎年ホリデーシーズンは需要が急進する。今年もホリデーシーズンに合わせて全機種を刷新する」と新機種投入の背景を説明。
続いて、shuffle、nano、classic、touchの順に、新iPodを発表。詳細は別項で紹介しているので割愛するが、nanoについてはゲーム機能が追加され、「SUDOKU」など3種類のゲームがプリインストールされていること、また新しいnanoも「Nike + iPod」に対応していることなどが紹介された。
さらに、iPod touchに搭載されたWi-Fi機能については、「これまで何度もチャレンジして失敗してきた」と打ち明けた。失敗の原因をジョブズ氏は、「ネットワークに入る際、パスワードを入力したり、ウェブページを表示する必要がある場合が多い。ホテルや大学などは、たいていウェブページでパスワードが求められる。だが、これまでのiPodにはブラウザーが無かった」と説明。今回のiPod touchに搭載されたWi-Fi機能とSafariで、ジョブズ氏の積年の願いがかなったことになる。
一通り新機種の説明を終えたジョブズ氏は、一呼吸置いて「One more thing...」と毎度おなじみのをセリフをつぶやき、サプライズを披露。それが、スターバックスとの提携だ。
スターバックスの対応店舗でiTunes Wi-Fi Music Storeの利用が無料になるほか、iPod touchの画面内に表示されたスターバックスボタンを押すと、店内で流れている楽曲がリスト表示される。また、直前まで流れていた楽曲を、10曲まで表示する機能も持っている。楽曲が気に入ったら、即座に購入を行うことができるという仕組みだ。
発表会にはスターバックスCEOのハワード・シュルツ氏も登場。シュルツ氏は、スターバックスがオリジナルアルバムなどで過去8つのグラミー賞を獲得していることを紹介し、「以前からコーヒーと映画、本、音楽などカルチャーを結びつけたいと願い、様々な活動を行ってきた」とアピールした。
なお、スターバックスは、全米で5,800の店舗にWi-Fi設備があるとのことだが、「サービス開始当初から全店で対応するのは無理」(シュルツ氏)とのことで、まずシアトルとニューヨークからはじめ、08年末には主要大都市をカバー。09年にはWi-Fi対応の全店で対応する予定だ。
シュルツ氏は、「スターバックスでよく聞かれる質問が、『いま流れている曲は何?』というものだが、これまではそれに答える方法が無かった。新サービスによって今後はそういうことがなくなる」と語り、新サービスに期待を示した。
最後にスティーブ・ジョブズ氏は、もう一度iPodの新ラインナップを説明し、「The best iPods ever」と、製品の出来映えへの強い自信をあらわにした。
(Phile-web編集部)
おなじみの黒いカットソーとデニム、スニーカーという出で立ちで登場した、アップルCEOのスティーブ・ジョブズ氏は、まずiTunes Storeの現状について説明。これまでに30億曲を販売し、展開している22カ国中、ニュージーランドを除く21カ国で、オンライン音楽ストアのシェアトップとなっているという。
また、米国では、2006年に販売された楽曲のうち、デジタルデータでのみ販売されたものが32%を占めたとのことで、音楽流通がCDなどパッケージメディアから、データ配信へシフトしていることを強調した。
続いてiPhoneの話題に移ったジョブズ氏は、新サービス「Ringtones」を発表。購入した楽曲に対し、追加で99セントを払うと、iPhoneの着メロに設定できる機能だ。着メロに使用する部分は自由に指定でき、フェードインやフェードアウトなども設定可能。着メロに使える楽曲はサービス開始当初50万曲程度で、iTunesにベルのマークが表示されることで識別できる。
そして、本題のiPodについて語り始めたジョブズ氏は、「これまで1億1千万台のiPodを販売してきたが、毎年ホリデーシーズンは需要が急進する。今年もホリデーシーズンに合わせて全機種を刷新する」と新機種投入の背景を説明。
続いて、shuffle、nano、classic、touchの順に、新iPodを発表。詳細は別項で紹介しているので割愛するが、nanoについてはゲーム機能が追加され、「SUDOKU」など3種類のゲームがプリインストールされていること、また新しいnanoも「Nike + iPod」に対応していることなどが紹介された。
さらに、iPod touchに搭載されたWi-Fi機能については、「これまで何度もチャレンジして失敗してきた」と打ち明けた。失敗の原因をジョブズ氏は、「ネットワークに入る際、パスワードを入力したり、ウェブページを表示する必要がある場合が多い。ホテルや大学などは、たいていウェブページでパスワードが求められる。だが、これまでのiPodにはブラウザーが無かった」と説明。今回のiPod touchに搭載されたWi-Fi機能とSafariで、ジョブズ氏の積年の願いがかなったことになる。
一通り新機種の説明を終えたジョブズ氏は、一呼吸置いて「One more thing...」と毎度おなじみのをセリフをつぶやき、サプライズを披露。それが、スターバックスとの提携だ。
スターバックスの対応店舗でiTunes Wi-Fi Music Storeの利用が無料になるほか、iPod touchの画面内に表示されたスターバックスボタンを押すと、店内で流れている楽曲がリスト表示される。また、直前まで流れていた楽曲を、10曲まで表示する機能も持っている。楽曲が気に入ったら、即座に購入を行うことができるという仕組みだ。
発表会にはスターバックスCEOのハワード・シュルツ氏も登場。シュルツ氏は、スターバックスがオリジナルアルバムなどで過去8つのグラミー賞を獲得していることを紹介し、「以前からコーヒーと映画、本、音楽などカルチャーを結びつけたいと願い、様々な活動を行ってきた」とアピールした。
なお、スターバックスは、全米で5,800の店舗にWi-Fi設備があるとのことだが、「サービス開始当初から全店で対応するのは無理」(シュルツ氏)とのことで、まずシアトルとニューヨークからはじめ、08年末には主要大都市をカバー。09年にはWi-Fi対応の全店で対応する予定だ。
シュルツ氏は、「スターバックスでよく聞かれる質問が、『いま流れている曲は何?』というものだが、これまではそれに答える方法が無かった。新サービスによって今後はそういうことがなくなる」と語り、新サービスに期待を示した。
最後にスティーブ・ジョブズ氏は、もう一度iPodの新ラインナップを説明し、「The best iPods ever」と、製品の出来映えへの強い自信をあらわにした。
(Phile-web編集部)