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実際にランニングで検証

【レビュー】デノンのスポーツ用Bluetoothイヤホン「AH-W150」を走って試す

公開日 2013/07/31 10:33 編集部:小澤貴信
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■豊かな低域再現と中高域のバランスの良さが持ち味のサウンド


量感のある低音の心地よさが、エクササイズへの集中力を高めてくれる
AH-W150の音でまず感じるのは、低音の充実だ。ベースの沈み込みや量感、キックドラムの音圧感など、ヒップホップや四つ打ちのダンスミュージックなどと非常に相性がいい。低域の強調感も適度で、ランニング時の足音や周囲のノイズがある中でも、心地よいバランスで聴ける。この辺りは実際にランニング中のリスニングを楽しんでいる方ならお分かりいただけるはずだ。

一方で中高域にも不足がなく、バランスもいい。Bluetooth伝送なので圧縮伝送となるが、ポップスの女性ボーカルやアコースティックギターの弾き語りなども、各パートをうまくまとめて、気持ちよく聴かせてくれる。ワイヤレスならではの使い勝手の良さ、ポップなカラーも含めて、むしろスポーツ用にとどまらず、日常的なリスニングでも積極的に活用したいと感じた。遮音性も高いので、電車などの移動時の使用にも適している。

■エクササイズ管理ができる専用アプリ「Denon Sports」

“EXERCISE FREAK”の特徴のひとつが、独自のランニング支援アプリ「Denon Sports」が用意されている点だ。今回は実際にAH-W150を装着してランニングしながら、このアプリも試してみた。

基本的に英語表示なので若干とっつきにくいが、使い方は簡単だ。アカウントを作成後(FacebookやTwitterのアカウントでもログイン可)、「Record a Workout」からワークアウト画面に入り、「Activity」で“RUN”や“Walk”、“Road Cycling”などエクササイズの種類を選択してワークアウトを開始する。

専用アプリは使用する前にログインが必要。Facebookアカウントでもログイン可能だ

ワークアウト開始の画面。“RUN”や“Walk”、“Road Cycling”などエクササイズの種類を選択してワークアウトを開始する

運動を開始すると、GPSを利用したランニングした距離の計測、現在地確認やルート記録、さらには消費カロリー計算などもアプリが行ってくれる。また、iPhoneではミュージックアプリとも連動でき、アプリ内から音楽の選択や再生の操作が可能だ。

GPS機能と連動しての、走行した経路の記録が可能だ

走った距離や速度に加え、消費カロリーも計算してくれる

アプリから再生する音楽の操作を行うこともできる

■ランニングはもちろん、日常でも使いたい

装着性や防水性能、専用アプリとランニングなどのエクササイズを行いながら音楽を楽しむための仕様や機能が揃っているのがAH-W150だ。一方でバランスのよい音質に加え、Bluetoothイヤホンとしてのストレスレスな使い勝手、そしてファッション的にも映えるカラーリングと、特に汗や密着感が気になる夏場など、日常的にも積極的に使っていきたいモデルだ。

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