<山本敦のAV進化論>第11回
【インタビュー】radiko、エリアフリーの次は「音質向上」「オンデマンド聴取」を検討中
IPサイマルラジオサービス「radiko.jp」が、今年の4月からエリアフリーで聴けるラジオサービス「radiko.jpプレミアム」をスタートさせた(関連ニュース)。新サービスの手応えと、これからのradiko.jpを巡る展開について、(株)radikoの業務推進室長である青木貴博氏を訪ねインタビューした。
■ラジオがいつでも“クリアに”聴ける
radikoのサービスは2010年3月の試験配信開始から今年で5年目を迎える。在京7局・在阪6局の計13社13局から起ち上がったサービスの参加局数は現在は70にまで増えている。
「radiko.jpがスタートした当初はiPhone 3Gの時代で、まだほとんどの方がスマホを持っていない頃でした。しかし、あれから4年が経った今では、フィーチャーフォンの方が珍しくなりました。radiko.jpはラジオ受信機がなくても、PCとスマホがあればラジオが聴取できることを最大のメリットとしてアピールしてきましたが、ここまで大きくなれたのはスマートフォンの進化と普及に後押しされた部分も大きいと思います」(青木氏)
現在サービスを利用しているユーザーの男女比は、男性7割/女性3割。30〜40代の年齢層がボリュームゾーンだという。ユーザーはradikoのどんな所にメリットを感じているのだろうか。筆者も事務所で原稿を書いている時や、電車での移動中にradiko.jpを愛用している。スマホで手軽にラジオが聴けるメリットも確かに大きいのだが、それ以上に室内アンテナの向きを探したり、電波感度を気にすることなく、常時クリアな音でラジオが聴けることを魅力に感じている。
「音質について、radiko.jpでは現在48kbpsで提供しています。決して“音質が良い”という言い方はしていないのですが、確かに“クリアに聴ける”ことは多くの方々にメリットとして受け止められていると思います」(青木氏)
ユーザーの使用デバイスの種類はPC対スマホ・タブレットでほぼ半々の割合。タブレットのサイズが多様化しはじめている現在、なるべく早急にタブレットに最適化したアプリを出すことを青木氏は課題に挙げる。
■エリアフリー聴取サービスをスタートしたradiko.jpの戦略
好調に発展しているradikoのサービスが、「エリアフリー聴取」という方向に進化の舵を切った背景にはどんな戦略があったのだろうか。青木氏は次のように語る。
■ラジオがいつでも“クリアに”聴ける
radikoのサービスは2010年3月の試験配信開始から今年で5年目を迎える。在京7局・在阪6局の計13社13局から起ち上がったサービスの参加局数は現在は70にまで増えている。
「radiko.jpがスタートした当初はiPhone 3Gの時代で、まだほとんどの方がスマホを持っていない頃でした。しかし、あれから4年が経った今では、フィーチャーフォンの方が珍しくなりました。radiko.jpはラジオ受信機がなくても、PCとスマホがあればラジオが聴取できることを最大のメリットとしてアピールしてきましたが、ここまで大きくなれたのはスマートフォンの進化と普及に後押しされた部分も大きいと思います」(青木氏)
現在サービスを利用しているユーザーの男女比は、男性7割/女性3割。30〜40代の年齢層がボリュームゾーンだという。ユーザーはradikoのどんな所にメリットを感じているのだろうか。筆者も事務所で原稿を書いている時や、電車での移動中にradiko.jpを愛用している。スマホで手軽にラジオが聴けるメリットも確かに大きいのだが、それ以上に室内アンテナの向きを探したり、電波感度を気にすることなく、常時クリアな音でラジオが聴けることを魅力に感じている。
「音質について、radiko.jpでは現在48kbpsで提供しています。決して“音質が良い”という言い方はしていないのですが、確かに“クリアに聴ける”ことは多くの方々にメリットとして受け止められていると思います」(青木氏)
ユーザーの使用デバイスの種類はPC対スマホ・タブレットでほぼ半々の割合。タブレットのサイズが多様化しはじめている現在、なるべく早急にタブレットに最適化したアプリを出すことを青木氏は課題に挙げる。
■エリアフリー聴取サービスをスタートしたradiko.jpの戦略
好調に発展しているradikoのサービスが、「エリアフリー聴取」という方向に進化の舵を切った背景にはどんな戦略があったのだろうか。青木氏は次のように語る。
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