【特別企画】キーボードも打ちやすく快適な使用感
進化した薄型/軽量ノートPC「LG gram」レビュー。タフ性能・27時間駆動がビジネスシーンで活躍
■ビジネスノートとして申し分ない基本性能と日本語キーボード
今回使用した13Z980-GR55Jの、PCとしての仕様は、13.3型のフルHD/IPS液晶に、CPUはインテルCore i5-8250U/1.6GHzを装備。メモリは4GBでストレージはSSD128GB。OSはWindows 10 Home 64bitと、ビジネス用途には十分なスペックを備える。
外部接続の端子類も豊富で、USB3.0端子を2系統とUSB Type-C端子も対応。USB Type-C端子はDisplayPort Alternate Modeによって、4,096×2,160@60Hzの映像出力も対応する仕様だ。HDMI端子による映像出力も3,840×2,160@30Hzで、プロジェクター等との接続性も確保しており、会議室などでもしっかり使える。
実際にLG gramの実機をじっくり使い込んでみると、液晶画面はベゼル幅がスリムで、13.3インチながら本体が大きく感じない。発色も良く表示クオリティも上質だ。自然光の差し込むカフェでの利用シーンでも、バックライト輝度を上げれば視認性も問題なく使える水準だ。
ビジネス用途で要チェックなのがキーボードの打ちやすさだが、今回のモデルから新たに日本語キーボード(83キー)対応となり、キー配置の余裕やキータッチ、ストロークの軽快さ、過不足なく無理のない特殊キー配置など、どのチェック項目も優秀。さらにビジネスシーンで頻繁に用いるカーソルキーも押し間違いしにくい配置で、レイアウトもパーフェクトだ。
普段使っているオフィス環境やメモアプリをインストールして使い込んでみたが、非常に使い勝手がよい。快適に文字入力のできる薄型・モバイルノートを探している人には特に推奨できる。なお、キーボード全体が2段階で明るさを調整できるバックライトキーボード仕様となっているので、長時間フライトの機内や、照明を落としたシアタールームで使う際にも扱いやすいだろう。
さらにAVファン向けの機能として、ヘッドホン端子が「DTS Headphone:X」に対応しているので、映画やゲームなど対応コンテンツを利用する機会があれば活躍する貴重な一台にもなる。