ネットオーディオの画期的アクセサリー
どこが変わった? iFi audio「iPurifier DC2」の進化度を新旧徹底比較
■iPurifer DC2となって変わったところとは?
プレスリリースによると、iPurifier DCからの変更点は以下のようになっている。
●新しいパナソニック製のSP-Capポリマー・アルミニウム・キャパシターは、超低ESR(等価直列抵抗)を備え、より優れたノイズ低減性能を示し、従来以上に温度と周波数も安定
●新しい高精度MELF(Metal Electrode Leadless Face)抵抗器がより優れた正確性、安定性、信頼性、パルス負荷能力を実現
●新しいカスタム・オペアンプがさらなる超低ノイズと高速性を実現
●新しい銅合金シールドがより優れたEMI(電磁干渉)保護を実現
このほか、ノイズ信号と同一の信号を正反対の位相で発生させる動的なノイズ低減技術「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」や、1Hz〜5GHz以上まで有効な広帯域設計など、製品の基本的な部分は前モデルを踏襲する。
それでは、実際に製品を見ていこう。
iPurifier DCとiPurifier DC2を並べたところ。プラグの形状も含めて基本的なデザインは同様ながら、金属の素材感を前面に出したiPurifier DCに対し、iPurifier DC2は白い塗装が施され、マットな質感となっている。
サイズはiPurifier DC2の方が大きくなった。
製品に付属する変換アダプター類。iPurifier DC2ではセンタープラスをマイナスに変換極性反転アダプター(写真左)も同梱され、別途用意する必要がなくなった。それでいて価格は据え置きとなっている。
なお、日本メーカーの無線LANルーターやNASで使われているDCプラグ規格(EIAJ4)に対応するため、iFi audioを取り扱うトップウイングから発売されている変換ケーブル「Red Barrelケーブル」は、iPurifier DC2で同様に使用できる。
試聴は外部電源を使用するネットワークオーディオ用のサーバー「LUMIN L1」を使い、iPurifier DCとiPurifier DC2の比較をする形で行った。
試聴音源はHelge Lien, Knut Hem「Hummingbird」のトラック6「Rafferty」を使用した。