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【PR】評論家・折原一也が魅力に迫る

大画面テレビに最適!“高さ方向の表現力”が凄い! ソニーの最新サウンドバー「HT-G700」実力徹底チェック

公開日 2020/06/12 06:30 折原一也
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一般的なサウンドバーに多い迫力志向でも、声の厚みと押し出しを重視したタイプでもない。Hi-Fiスピーカーで鳴らすようなストレートに情報量重視の高音質だ。男性アナウンサーの声はただクリアなだけでなく声の重厚感と質感まで現れていて、テレビ番組の空間から自然と聞こえるようだ。

立体音響機能の効果は、リモコンの「Immersive AE(Audio Enhancement)(イマーシブ オーディオ エンハンスメント)」ボタンでオン/オフ可能で、デフォルトでオンになっている。試しにリモコンのボタンからオフに切り換えてみると、音はやはりサウンドバーの位置まで下がり、前後方向もサウンドバーの位置に固定される。映像体験としての自然さで考えると、本機能はオンのままが好ましい。

本機のリモコン

BS日テレの『小さな村の物語 イタリア』のフロンティーノ / マルケ州の回も鑑賞。ナレーターは俳優の三上博史で、イタリアで撮影した現地の人々の声や効果にナレーションが加わる番組だが、ナレーションにしても声の深さ、表現力の良さが段違い。教会に反響する音の空間の広がりも自然と伝わるし、食卓の食器が触れ合う繊細な音もリアル。現地サッカーチームの試合を観戦する観客たちの歓声と交差するため息まで、テレビ内蔵スピーカーでは気づかなかった音が自然と伝わり臨場感が生まれる。

続いて、BS 4Kで『麒麟がくる』の第十七回「長良川の対決」もチェック。音声はMPEG-4 AACによる5.1chサラウンドでの放送。ちなみにMPEG-4 AACは地デジで採用されているMPEG-2 AACよりも高効率で高音質なコーデック。4K放送は映像だけでなく音も高レベルなのだ。また、MPEG-4 AAC対応サウンドバーはまだ世の中にかなり少ないので、そういった意味でもHT-G700は希少なモデルと言える。

斎藤高政と斎藤道三が対峙する合戦シーンは、緊迫感ある風音や、武具の触れ合うカチャカチャとした物音までしっかりと描き、作品にスリリングな緊迫感を生み出す。劇伴の音楽のスケール感も大きく包み込まれるようなサウンドだ。なお、『麒麟がくる』はリモコンの下部にあるボタンから「ボイスモード」をオンにしてセリフの帯域を引き上げた方が聞き取りやすく番組にマッチする。

バースピーカー天面にはタッチ式の各種操作ボタンも装備

■映画の効果音や劇伴音楽、歌声もテレビ画面のサイズを超えた世界観を再現

Dolby Atmos音声を収録しているUHD BDで映画『アラジン』も鑑賞してみよう。チャプター6、魔法のランプが眠る洞窟に足を踏み入れるシーンは洞窟内で反響する音も巧みに表現するし、縦横無尽に飛び回る魔法のカーペットは、見ているこちらの首元をかすめて飛び回っているかのようなサラウンド感だ。また、ランプを擦ると煙とともに魔神ジーニーが現れるシーンは、音がまさしく高い位置へと上がっていくので、テレビの画面を超えて高さ方向がリアルに伝わってくる。

さらに、『アラジン』は劇伴音楽もスケールが大きくホールのような立体的な音空間を志向しているのだが、HT-G700はそのスケール感もしっかりと再現。テレビ画面のサイズを超えて広がる音場感が劇場のような雰囲気に誘う。

もちろん、歌声の表現力も十分。名曲「ホール・ニュー・ワールド」の歌唱シーンにあたるチャプター10では、自然なボリューム感ある歌声を質感豊かに表現するとともに、音空間の自然な広がりによって、映画音楽の世界をたっぷりと堪能させてくれる。

■「ベストバイモデルに推薦したいサウンドバー」

こうした豊かな音場感を実現できた背景は、センタースピーカーを搭載していることはもちろん、バーティカルサラウンドエンジンとS-Force PROフロントサラウンドの進化も大きい。セリフや歌声も張り付かせず、ワイヤレスサブウーファーも含めた自然な繋がりと安定感ある音場が本機「HT-G700」の真骨頂だ。

ソニー「HT-G700」の魅力は、大画面テレビと組み合わせても充分なサラウンド感。もちろんスピーカーとしての音質も全方位で作り込まれている。税抜の予想実売価格が6万円というミドルハイクラスだが、これよりも下の価格帯の入門クラス製品とは明らかに違いの分かるワンランク上のクオリティを持っている。

今使っているテレビの内蔵スピーカーに不満な人には、充実のサラウンド感と音質重視で選べる高コスパ機として。また、これからテレビ買い替えや買い増しを考えている人には、そのテレビの大画面にも負けないサウンドを手に入れられる同時購入候補として。どちらのケースでもベストバイモデルに推薦したいサウンドバーだ。

■最大3万円キャッシュバック! 高評価な「HT-G700」をお得に買えるキャンペーンも

ソニーでは現在、サウンドバー/テレビ/レコーダー同時購入キャシュバックキャンペーンを開催中。本記事で折原氏が「入門クラス製品とは明らかに違いの分かるワンランク上のクオリティを持っている」「ベストバイモデルに推薦したい」と高く評価した「HT-G700」もお得に購入できる。


55型以上の4K/8Kブラビアとの組み合わせでもれなく1万円、49/48/48型との組み合わせでもれなく5,000円をキャッシュバック。対象ブルーレイレコーダーも加えた3点の組み合わせだと、55型ブラビアとの組み合わせで3万円、49/48/48型との組み合わせで15,000円にキャシュバック金額がアップする。

2020年7月28日(火)までの予約および購入が対象で、応募締切は8月31日(月)24時00分00秒。公式サイトより応募受付を行っている。対象モデルは下記の通り。

<4K/8Kブラビア>
A9G / A8G / X9500G / X8550G / X8500G / X8000G / Z9H / A8H / A9S / X9500H / X8550H / X8500H / X8000Hシリーズ

<ブルーレイディスクレコーダー>
BDZ-FBT4000 / FBT3000 / FBT2000 / FBT1000 / FBW2000 / FBW1000

<サウンドバー>
HT-G700 / X8500

(協力:ソニーマーケティング株式会社)

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