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「正当進化」したオールラウンド機、ティアック渾身の“701シリーズ”を速攻レビュー!
■ついに登場! 異例の物量と技術を投入したフルサイズコンポ
デスクトップで楽しめるハイグレードコンポの代表格として人気を博してきたTEAC Referenceシリーズ。そんなロングランシリーズのフラグシップラインとして、この度、満を持して「Reference701」シリーズが登場した。精悍なメタリックボディはさらなる洗練を身に纏うとともに、フルサイズへと進化し、充実の内部構成によって高音質を獲得している。
新開発のディスクリートDACを搭載し最先端のハイレゾ再生に対応する「UD-701N」、そしてディスクリート構成バッファー回路を搭載した「AP-701」の2モデルは、ハードウェア面でも徹底した振動対策が施され、このクラスとしては異例の物量と技術が投入された同社渾身のモデルとなっている。
ここでは早速、そんな大注目のReference701シリーズを、いずれもハイファイスピーカーとして評価の高いB&Wのフロア型モデル「703S2」、Paradigmのブックシェルフモデル「Persona B」と組み合わせ、そのポテンシャルを検証した。
■あらゆるファイル再生に対応するオールラウンドなプレーヤー
まずは両モデルの概要から見てみよう。「UD-701N」は、USB-DAC、ネットワークプレーヤー、そして、プリアンプ機能を核とするデジタルプレーヤーだ。現代的なモデルに相応しく、Spotifyなどのストリーミングサービスへの対応、Roon Ready(※発売後のアップデートにて対応)、ファイルやネットワーク再生だけでなくデジタル入力からのデコードにも対応可能なMQAフルデコーダーの搭載、さらには、LDACやaptX HDなどの高音質コーデックに対応したBluetooth再生にも対応し、バランス駆動やアクティブグランド方式駆動にも対応するヘッドホンアンプを搭載するなど、まさにオールラウンドなモデルとなっている。
その目玉は何といっても、新開発のΔΣディスクリートDACの搭載だ。ディスクリートDACは、ご存じのように、既存のDACチップによることなく、ディスクリート構成のDAコンバーター回路によって独自のサウンドを追求可能なことが最大の魅力である。このUD-701Nのそれは、TEACのグループブランドである名門ESOTERICのディスクリートDACのノウハウが活かされていると見て間違いないだろう。それだけに、非常に注目度の高い部分だ。
そして、多機能性とともに注目したいのが、周到かつ豪華な電源部だ。本体基板に1基、左右チャンネルのアナログ回路にそれぞれ1基ずつ、さらに、ネットワーク用基板に1基と、合計4基ものトロイダルトランスが奢られている。このクラスの機器では中々お目に掛かれない構成だろう。
それらに加えて驚くのが、ハード面での入念な構造だ。肉厚なメタルパネルで構成される筐体は、それぞれのパネルがサスペンション構造を持ったジョイントによって留められており、各面が確かな剛性を持ちつつも、全体は完全にリジッドに固定されるのではなく、適度な遊びを持たせた「柔構造」によって振動をうまくコントロールする構成となっている。
筐体背面の端子部分は、端子を背面パネルと固定する際に基板に負担が掛からぬよう、基板の端子付近にスリットが設けられている。無理なストレスや振動を逃すよう配慮されているのである。筐体を支えるインシュレーターも、独自の振動対策を持つ構造となっている。特許技術となるこの「3点支持ピンポイントフット」は、スパイクとスパイク受けが一体となったカップリング構造に加え、筐体底面への取り付けパーツの付け根部分が、やはり完全にリジッドに固定されておらず、ここでも適切な遊びをつくることによって振動をうまく逃がす構造となっている。
■高度なサウンドクオリティと「使い勝手」の両立を実現
パワーアンプの「AP-701」は、500シリーズへの搭載でもお馴染み、ハイエンドオーディオブランドなどにも採用され定評あるオランダHypex社のNcoreモジュールを採用するパワーアンプだ。
モジュールはカスタムメイドとなっているとともに、AP-701では左右チャンネルで1基ずつのモジュールを搭載した完全なフルバランス構成を採り、チャンネルあたり260W(4Ω)が確保されている。さらに、モジュールから出力されたアナログ信号は、十二分な規模のディスクリート構成バッファー回路を経るという充実の仕様だ。これも、筐体がフルサイズになったからこそ可能となったものである。
しかしながら、注目したいのが、横幅こそフルサイズに伸張されながらも、奥行きはUD-701Nが334mm、AP-701が348mmと、同社500シリーズや300シリーズ同様にショートボディ仕様が遵守されていることだろう。これによって、充実の音質を達成しつつも、シリーズの重要なコンセプトである「使い勝手」が犠牲になっていない。
例えば、デスクトップへの配置はもちろんのこと、TVボードなどに手軽に設置可能なサイズの確保によって、単なる音質追求一辺倒に陥らない、幅広いユーザー層にアプローチできる懐の広さも備えているのだ。やはりここは、Referenceシリーズにとって外すことができないポイントだろう。
デスクトップで楽しめるハイグレードコンポの代表格として人気を博してきたTEAC Referenceシリーズ。そんなロングランシリーズのフラグシップラインとして、この度、満を持して「Reference701」シリーズが登場した。精悍なメタリックボディはさらなる洗練を身に纏うとともに、フルサイズへと進化し、充実の内部構成によって高音質を獲得している。
新開発のディスクリートDACを搭載し最先端のハイレゾ再生に対応する「UD-701N」、そしてディスクリート構成バッファー回路を搭載した「AP-701」の2モデルは、ハードウェア面でも徹底した振動対策が施され、このクラスとしては異例の物量と技術が投入された同社渾身のモデルとなっている。
ここでは早速、そんな大注目のReference701シリーズを、いずれもハイファイスピーカーとして評価の高いB&Wのフロア型モデル「703S2」、Paradigmのブックシェルフモデル「Persona B」と組み合わせ、そのポテンシャルを検証した。
■あらゆるファイル再生に対応するオールラウンドなプレーヤー
まずは両モデルの概要から見てみよう。「UD-701N」は、USB-DAC、ネットワークプレーヤー、そして、プリアンプ機能を核とするデジタルプレーヤーだ。現代的なモデルに相応しく、Spotifyなどのストリーミングサービスへの対応、Roon Ready(※発売後のアップデートにて対応)、ファイルやネットワーク再生だけでなくデジタル入力からのデコードにも対応可能なMQAフルデコーダーの搭載、さらには、LDACやaptX HDなどの高音質コーデックに対応したBluetooth再生にも対応し、バランス駆動やアクティブグランド方式駆動にも対応するヘッドホンアンプを搭載するなど、まさにオールラウンドなモデルとなっている。
その目玉は何といっても、新開発のΔΣディスクリートDACの搭載だ。ディスクリートDACは、ご存じのように、既存のDACチップによることなく、ディスクリート構成のDAコンバーター回路によって独自のサウンドを追求可能なことが最大の魅力である。このUD-701Nのそれは、TEACのグループブランドである名門ESOTERICのディスクリートDACのノウハウが活かされていると見て間違いないだろう。それだけに、非常に注目度の高い部分だ。
そして、多機能性とともに注目したいのが、周到かつ豪華な電源部だ。本体基板に1基、左右チャンネルのアナログ回路にそれぞれ1基ずつ、さらに、ネットワーク用基板に1基と、合計4基ものトロイダルトランスが奢られている。このクラスの機器では中々お目に掛かれない構成だろう。
それらに加えて驚くのが、ハード面での入念な構造だ。肉厚なメタルパネルで構成される筐体は、それぞれのパネルがサスペンション構造を持ったジョイントによって留められており、各面が確かな剛性を持ちつつも、全体は完全にリジッドに固定されるのではなく、適度な遊びを持たせた「柔構造」によって振動をうまくコントロールする構成となっている。
筐体背面の端子部分は、端子を背面パネルと固定する際に基板に負担が掛からぬよう、基板の端子付近にスリットが設けられている。無理なストレスや振動を逃すよう配慮されているのである。筐体を支えるインシュレーターも、独自の振動対策を持つ構造となっている。特許技術となるこの「3点支持ピンポイントフット」は、スパイクとスパイク受けが一体となったカップリング構造に加え、筐体底面への取り付けパーツの付け根部分が、やはり完全にリジッドに固定されておらず、ここでも適切な遊びをつくることによって振動をうまく逃がす構造となっている。
■高度なサウンドクオリティと「使い勝手」の両立を実現
パワーアンプの「AP-701」は、500シリーズへの搭載でもお馴染み、ハイエンドオーディオブランドなどにも採用され定評あるオランダHypex社のNcoreモジュールを採用するパワーアンプだ。
モジュールはカスタムメイドとなっているとともに、AP-701では左右チャンネルで1基ずつのモジュールを搭載した完全なフルバランス構成を採り、チャンネルあたり260W(4Ω)が確保されている。さらに、モジュールから出力されたアナログ信号は、十二分な規模のディスクリート構成バッファー回路を経るという充実の仕様だ。これも、筐体がフルサイズになったからこそ可能となったものである。
しかしながら、注目したいのが、横幅こそフルサイズに伸張されながらも、奥行きはUD-701Nが334mm、AP-701が348mmと、同社500シリーズや300シリーズ同様にショートボディ仕様が遵守されていることだろう。これによって、充実の音質を達成しつつも、シリーズの重要なコンセプトである「使い勝手」が犠牲になっていない。
例えば、デスクトップへの配置はもちろんのこと、TVボードなどに手軽に設置可能なサイズの確保によって、単なる音質追求一辺倒に陥らない、幅広いユーザー層にアプローチできる懐の広さも備えているのだ。やはりここは、Referenceシリーズにとって外すことができないポイントだろう。