PRサブウーファーの効果は低域だけじゃない
Sonos「Arc」×「Sub」で極上の映画・音楽体験を。次元を高める“鍵”はサブウーファー
■素直なサウンドは音楽とも相性抜群。Subが加わるとより上質な音に変化
Subの素直なサウンドは、音楽との相性も良いはずだ。早速、再生ソースをAmazon Musicに切替え、音楽リスニングも試すことにした。
先ほど視聴した『SPY×FAMILY』の主題歌、Official髭男dismの「ミックスナッツ」をArcのみで聴く。やはりサウンドが非常に素直で、落ち着いた印象だ。ボーカルは高域まで気持ちよく伸び、どっしりとした低域が音の安定感を支えている。
ここでSubをオンにすると、途端に情報量がアップ。瑞々しい鮮度の高い音になる。定位はいっそう明瞭になり、サウンドバーとサブウーファーというより、上質なピュアオーディオで聴いているかのようだ。
生楽器の音を確かめるべく、ビル・エヴァンス・トリオの「Waltz for Debby」を再生する。Arcのみでも、情報量の多さから音の質感がリアルで、ドラムのブラシワークやピアノのタッチまで繊細に描いていた。
これにSubが加わると、冒頭の1音だけでも違いがわかるほど明らかな差があった。音の情報量が一気に増え、一つひとつの音に立体感が出てくる。サブウーファーを足したのに、高域の伸びまでよくなるから驚きだ。
最後に、ドルビーアトモス対応の空間オーディオ楽曲から[Alexandros]の「閃光」を聴いた。先にArc+Oneのサラウンド環境で再生すると、自分を中心に音場が前後左右に広がっているのがわかる。音にキレがあり、ギターやボーカルが疾走する。縦方向の音場間も広く、スタジオで音に包まれて聴いているようだ。
Subをオンにすると、ここでも音の質がガラッと変わる。明らかにボーカルやギターの音がぶ厚くなった。定位も数段上アップ。明確に定位するようになった。自分の斜め前方の、スピーカーがないところにベースが定位し、うねるように激しい旋律が聞こえて来たり、頭上を音が流れたりと、目を閉じれば、本当に目の前にバンドがいるかのようなのだ。
サブウーファーは決して主役にはなれないが、あると主役や周りの良さを引き立てる名脇役である。「これ以上低音が増えなくてもいい」とサブウーファーの存在を軽く見ているなら、それは大きな誤解。今回のテストでもSubの有無が、低音のみならずシステム全体のサウンドのクオリティに影響していたことがよく分かった。
Sonosのサウンドシステムを導入するなら、サブウーファーSubと組み合わせることを前提に考えて欲しい。それが、極上の音楽体験を手に入れる最適解だからだ。
(協力:Sonos)