PRフルHDモデル「N1S」の画質・音質もチェック
新型3色レーザーで高輝度/小型化!4KプロジェクターJMGO「N1S Ultra 4K」を徹底レビュー
■高コントラストで解像感も引き上げられる
4K UHD BDの作品をHDMI接続で再生してみると、本機の4K解像度が本領を発揮。ストリーミングよりも安定した映像情報が入ってくると、本機の明るく高コントラストな基礎体力が、解像感をさらに引き上げ、目に心地よく映る。
ベンチマークソフト『Spears & Munsil Ultra HD ベンチマーク(2023)』では、スキントーンが非常に自然で好感。レーザー光源で広色域化すると、色味が拡張されるのが心配だが、本機は巧みにコントロールされている。特に人間の視覚は表情に敏感で色味も違和感を覚えやすいので重要なポイントだ。
映画作品は、明部でノイズが少なく色に透明感が感じられ、また、しっとりと落ち着いて映画の雰囲気が濃厚。映画『トップガン マーヴェリック』は、太陽に照らされる砂漠をスッキリと奥行感も豊かに描写する。レーザー光源の色純度の高さが活き、スペックルノイズの排除が、こうした美しいルックに貢献しているようだ。
音の良さも特筆に値する。クリアで耳触りが良く、セリフなどの“声”には厚みがあって心地よく響く。低域もしっかりしていてサブウーファーが不要と思えるほど。近年の4Kプロジェクターの中でも最高峰と言いたくなるレベルの仕上がりで、キレが良く低域楽器の弾むような表現から、音楽コンテンツも楽しく鳴らす。本機1台あれば、上質でダイナミックな映像と音が得られ、スクリーン大画面で映画を鑑賞する醍醐味が味わえるだろう。
■N1Sの画質チェック! ピュアな発色で自然な表現
続いてN1Sは、コンパクトさが際立つフルHDモデル。実物を目の前にすると筐体の凝縮感はインパクトがある。ジンバル構造を含め設置性の良さに加え、価格が手に届き易いのも大きな魅力と言えるだろう。
実際に映像を投写すると、映像は充分に明るく色鮮やかで100型の映像でも余裕が感じられる水準。スペック値として、解像度と明るさ性能は上位機に譲るが、3色レーザー光源を採用した実力派であることは間違いなく、手軽なプロジェクターを求めるユーザーも満足のいく映像美が感じられるだろう。何より、DLPプロジェクター特有のカラーブレーキングが非常に目立ちにくく、家族の日常使いにも嬉しい性能と言える。
4K UHD BDで『トップガン マーヴェリック』を再生すると、N1S Ultra 4Kと同様に発色がピュアで目に心地よくナチュラル。暗部はDMDデバイスの特性か、目を凝らすとザラザラ感が残るが、適正な視聴距離を保つと気にならないはず。映像は充分に明るくHDR効果もしっかりと発揮し、例えば夜明け前の薄暗い滑走路は誘導灯の光が鋭く印象的なルックで魅せる。
超小型の本機だが、サウンドも実に立派。低域に厚みがあり、筐体のビビり音のような異音もなく素直で高品位。テレビやBluetoothスピーカーを超える迫力の高音質体験ができる。画音クオリティ、設置性の良さ、先進の多機能性と、バランスの良さが光る1台だ。
[SPEC]
■JMGO「N1S Ultra 4K」
●投写形式:DLP ●投写デバイス:0.47型 DMD ●表示解像度:3840×2160 ●レンズ:デジタルズーム・フォーカスレンズ ●光源:3色(RGB)レーザー ●投写サイズ:100 - 150型(推奨) ●明るさ:3000ルーメン(ANSI) ●騒音:26dB ●内蔵スピーカー:10W+10W ●主な入出力端子:HDMI×2基(eARC対応はうち1基)、USB Type-A入力×1基、ステレオミニ出力×1基 ●ワイヤレス:Wi-Fi(5GHz/2.4GHz)、Bluetooth Ver 5.1 ●消費電力:180W ●外形寸法:241W×236H×203Dmm ●質量:約4.5kg
■JMGO「N1S」
●投写形式:DLP ●投写デバイス:0.33型 DMD ●表示解像度:1920×1080 ●レンズ:デジタルズーム・フォーカスレンズ ●光源:3色(RGB)レーザー ●投写サイズ:80 - 100型(推奨) ●明るさ:900ルーメン(ANSI) ●騒音:26dB ●内蔵スピーカー:5W+5W ●主な入出力端子:HDMI×1基(eARC対応)、USB Type-A×入力1基、ステレオミニ出力×1基 ●ワイヤレス:Wi-Fi(5GHz/2.4GHz)、Bluetooth Ver 5.1 ●消費電力:100W ●外形寸法:187W×191H×165Dmm ●質量:約2.0kg
(提供:株式会社日本ビジネス開発)