HOME > インタビュー > 東芝のAV&PC技術陣が一堂に集結 − 全録レコーダーとタブレットの最強マッチングに山之内正が迫る

スペシャルインタビュー

東芝のAV&PC技術陣が一堂に集結 − 全録レコーダーとタブレットの最強マッチングに山之内正が迫る

公開日 2012/01/20 12:00 聞き手/山之内 正
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
全録レコーダー&タブレットの最強マッチング
AV&PCの融合を図る東芝両者技術陣が一堂に集結した

CELL REGZAで培った「全録」技術をレコーダーにも展開したレグザサーバー「DBR-M190」。同機が実現する機能はDTCP-IPに対応したタブレットと組み合わせてこそ、真価を発揮する。PC及びAVの英知が合体した両者の組み合わせが、これまでに体験したことのないベネフィットを届けることができるのだ。AV+PC開発陣の発言は業界に多大なインパクトを与えるはずだ。


DBR-M190/AT700 Profile
地上デジタル放送6ch全ての放送が一時保管可能となるサーバー「DBR-M190」。CEVOエンジン等により、画質も大幅にクオリティアップ。サーバーに収められた番組をフレキシブルに楽しめるタブレット「AT700」。両機種の組み合わせでこれまでに体験したことのないAV体験が可能。

<山之内正の視点>

山之内正
アプリケーションとハードウェアを相互に連携して進化させるにはスマートフォンやタブレットという形態はとても都合が良く、その用途は大きな広がりを見せている。新たに生まれる価値のなかでも特に注目すべきは「クオリティ」の視点であろう。大きく迫力のある高画質を追求してきたテレビとは違って、小画面で観る者を感動させるには発想の転換が求められるし、多様なフォーマットの動画や静止画において違和感のない高画質を実現するための超解像技術にはテレビとは異なる独自の工夫が必要だ。今回のインタビューでは、同分野における東芝の取り組みが用意周到に準備されたものであることが明らかになり、興味深いエピソードを引き出すことができた。



< 取材協力 >


大橋史恭氏 (株)東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 設計開発センター デジタルプロダクツ&サービス設計第3部 第3担当 主査/PCおよびタブレット、ホームネットワーク関連のソフトウェア開発を歴任。今回の製品のAT700/AT3S0でRZプレーヤー、RZライブ開発のプロジェクトマネージメントを担当。

大橋純氏 (株)東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 設計開発センター デジタルプロダクツ&サービス設計第3部 第3担当/これまでにモバイル向け差異化ソフトウェアの開発等を担当。今回の製品(AT700/DBR-M190)でRZプレーヤー、RZライブの再生ソフトウェアの開発を受け持つ。


片岡秀夫氏 (株)東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 商品統括部 プロダクツ&ソーシャル・インターフェース部 部長/メディアやビデオの広告に従事した後、東芝WWWやDVD規格オーサリングの立ち上げ、RDシリーズの企画・仕様作り等を歴任。レグザAppsコネクトの企画・開発を指揮。

上條秀雄氏 (株)東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 デジタルプロダクツ&サービス第一事業部 国内企画・マーケティング部 主務/入社以来、これまでに主にノートPC及びタブレット全般の国内製品の商品企画に取り組む。今回の製品(AT700)ではハードウェア等を中心とした商品企画面を受け持っている。


澤岡俊宏氏 (株)東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 商品統括部 BD商品部 第一担当 参事/入社以来、これまでに2000年代初頭にリリースされた「RD-X1」以降のレコーダー商品企画全般を担当。今回は、DBR-M190及びDBR-M180の商品企画全般を担当している。

長尾俊介氏 (株)東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 デジタルプロダクツ&サービス第一事業部 国内企画・マーケティング部 参事/これまでに取り組んできたこととしては、ノートPCやタブレットPCの国内販促が主に挙げられる。今回紹介するAT700では展示会での販売促進業務等を主に担当している。

次ページソーシャルサービスとの融合 − コミュニケーション面を重視して新サービス展開

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE