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設定・接続方法も徹底解説

【レビュー】DIGAの録画番組を宅外で視聴、DTCP+アダプターの使い勝手を検証する

公開日 2013/06/12 10:30 渡辺憲二
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「DTCP+」対応の動画転送アダプター「DY-RS10」


DTCP+対応の動画転送アダプター「DY-RS10」
「DY-RS10」は、DIGAのオプションとして5月末に発売された「DTCP+」対応の動画転送アダプター。価格はオープンだが、実売価格は15,000円前後。本体のサイズは縦55×横91mm、高さが10mmで質量約34gと非常にコンパクトだ。

アダプターにはSDメモリーカードスロットを搭載しており、別途用意したフルサイズのSDXC/SDHC/SDメモリーカード、またはmicroSDXC/SDHC/SDメモリーカードへ、DIGAの録画番組を転送。転送した番組をアダプターを使って配信し、宅外で視聴可能にする仕組みだ。電源はDIGAのUSB端子経由、または外部USBアダプターを使って供給可能だ。

側面のSDカードスロットとMODEボタン

別売のSDメモリーカードを記録媒体として使う

リモート配信の受信側対応端末は、iOS 5.0以上を搭載したiPhone/iPad/iPod touch(対応製品情報)。デバイスに無料の視聴アプリ「リモートビューアー」をインストールして動画を見る。端末・アプリともに、Androidにはまだ対応していない。


視聴アプリ「リモートビューアー」は無料で利用できる。今のところまだiOS用アプリしか登場していない
先述の通り、アダプターへの電源供給はDIGAからUSBケーブル経由で行うのだが、2013年春モデルのDMR-BZT750、DMR-BWT550/BWT650、DMR-BRT250の4機種は、本体SDメモリーカードへの「番組持ち出し」、および「レコーダー電源オフ時のアダプターへの電源供給」、ならびにレコーダーから本アダプターへの「番組の自動転送」と、アダプターを最大限に活用するための3つの連携機能をフルサポートしている。

13年2月に発売された全録対応DIGA「DMR-BXT3000」から、2010年春発売のDMR-BWT3000を含む6モデルについては「番組持ち出し」だけに対応しており、番組の自動転送は非対応。手動でアダプターに番組を転送する必要がある。またレコーダーの電源オフ時には、別売のACアダプターを使ってアダプターに電源を供給する必要がある。

「DTCP+」を使えば、著作権保護保護の付いたコンテンツをリモート視聴できるのだが、ARIB(電波産業会)が定める規定では、BDレコーダーや録画テレビなど、チューナーや録画機能を備えたデジタル放送受信機に、DTCP+のリモート配信機能を内蔵することが認められていない。そのため録画番組をリモート配信するためには、先に受信機からNASなどチューナーを持たない外部周辺機器へ録画番組をダビング/ムーブする必要がある。今回レポートするDIGA「DMR-BZT750」では、外部アダプターである「DY-RS10」にDTCP+対応の配信機能を持たせるという手法で、いち早く新機能を取り込んできた。


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