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独自開発の音孔構造を引き続き採用

エレコムのハイレゾ対応イヤホン第二弾「EHP-CH3000」レビュー。こだわりデザインに正統派サウンド

公開日 2015/06/04 10:57 高橋 敦
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独自開発の音孔構造を引き続き採用

まず技術面等を確認しておこう。ドライバー径は12.5mm。小さすぎず大きすぎずの中口径だ。振動板基材はテイジン「テトロン MLF」で基本的にはポリエステル素材のようだが、テイジンの技術でそれを超多層構造にしてあるものらしい。それをラジアル構造のリブ形状に成形して剛性をさらに高めている。

EHP-CH3000(ブラック/カーキ)

このドライバーは「前置ネオジウムマグネット」で磁力のロスを減らして動きの速さを引き上げているが、その速い動きを受けても変形しないだけの振動板剛性があってこそ、力強い低音といった効果が発揮されるわけだ。

ドライバー、ボールピース、マグネットを同軸上に配置する音孔構造「Magnetic Turbo Axial Port」も引き続き搭載。

独自開発の音孔構造”Magnetic Turbo Axial Port”を採用

外装の素材は、ドライバーケースとハウジングが高剛性アルミ素材とのこと。実物を見たところカーキの部分がプラスチック系素材、ドライバーを収納している本体とケーブルとの接合周りのアーム部分がアルミのようだ。プラスチック系素材の部分はマット仕上げ。なおカーキとブラックのカラバリとあとリモコンの有無で合計4モデルでの展開となる。

アルミ素材とプラスチック系素材を使用

装着時にアーム部分のエッジが耳に当たるのが少し気になったが、これがどの程度気になるかはユーザーごとに変わってくるだろう。

リモコンで特徴的なのは、ボリュームがボタンではなくスライダーになっていること。スマートフォン本体のボリューム設定を操作できるボタンに対して、リモコン自体に抵抗回路を仕込むこの方式は使い勝手の面でも音質の面でも少し不利かもしれない。しかしiPhoneとAndroidの両方に対応できることは利点だ。

ボリュームがボタンではなくスライダーになっている

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