製品のハンズオンレポートも
【MWC2014】ソニーモバイル開発者に聞く「Xperia Z2」はここがすごい!
MWC 2014に出展するソニーモバイルのブースで、フラグシップ「Xperia Z2」の開発者を訪ね、4K動画撮影、広色域ディスプレイ、ハイレゾ再生の魅力を改めて訊ねた。製品のハンズオンレポートも含めてご紹介しよう。
■4Kで動画を撮って出力できるスマホ
ソニーが積極的に推し進める4K戦略の中で、モバイルはやや立ち上がりが遅れていたが、今回Xperia Z2が対応したことで4Kワールドがさらに強化された。4K動画撮影機能が開発された経緯と特徴を、ソニーモバイルコミュニケーションズで商品企画を担当する北森裕紹氏に聞いた。北森氏は新製品Xperia Z2の商品企画担当者でもある。
今回Xperiaシリーズ初の4K動画撮影が実現できた背景には、CPUにハイスペックなSnapdragon 801プロセッサーを搭載したことが大きな理由だ。4K撮影のデータ処理を高速に、かつ余裕を持って行えるようにになったことから、今回満を持して搭載された。
4Kで撮った動画は、MHL3.0出力で4K対応BRAVIAなどに表示できる。Z2の発表時点でMHL3.0を搭載したスマートフォンは本機が世界初であり、「4Kを撮って、4Kで出せるのはXperiaだけ」という状況になる。
4K撮影は、カメラをビデオ録画モードにしてから設定メニューで解像度を選んで切り替えるのではなく、カメラ専用アプリの階層からダイレクトに4K撮影モードが選べるようになっている。Z1で「プレミアムおまかせオート」を選ぶのと同じ感覚だ。このような導線を配置した意図について北森氏は「アクセスしやすくすることで、とにかく4K撮影を気軽に使ってもらいたいと考えた」からと説明する。
ホーム画面に表示できるカメラアプリのウィジェットにも「4K」アイコンが並び、ここからも最小ステップで素速く撮影が開始できる。なお、4K撮影時にはHDR動画撮影やエフェクト機能を併用することはできないようだ。